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・副業としての自販機に興味があるんですが、立ち上げ方が分かりません。
・自販機副業の始め方を一から十まで具体的に知りたい。
・豆知識として自販機ビジネスについて知りたい。
本記事では、上記の疑問や要望にお答えしていきます。
大手飲料メーカーに10年以上勤務し、副業から始めて現在自販機会社を経営するまでになった私が、どこよりも分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば「自販機ビジネスの具体的な立ち上げ手順」が分かります。
自動販売機を設置して月数千円~数万円だけでも収入が増えると、様々な固定費がまかなえたり、豪華な食事に毎月いけるなど、人生がかなりラクに楽しくなりますよ。

もし、設置できる場所が売れるロケーションであれば、是非オペレーション会社に依頼して設置を検討しましょう。
自販機事業を副業として検討している方は、当ブログで立ち上げまでを一から十まで解説していますので、その他記事もチェックしてみてください。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |
それでは早速解説していきます。
自販機事業の立ち上げはどうやるの?一から十まで具体的に解説。

ここからはかなり具体的に、自販機ビジネスの立ち上げまでを順序だって説明します。
【自販機立ち上げ手順 13】
①自販機本体の購入先を探す
②自販機本体の設置業者を探す
③飲料類の仕入れ先を探す
④飲料の保管場所を確保
⑤設置先を探す
⑥契約書を作成
⑦設置作業
⑧運営開始
⑨補充作業
⑩釣銭回収
⑪自販機売上締め
⑫設置先へ売上報告書を送付
⑬オーナーへバックマージンを支払う
立ち上げから運営までを考えると、ざっと13個の項目となります。

13個・・・多くないっすか・・・。
と思った方も安心してください。
それぞれの項目は行動さえすれば誰でも出来る事ばかります。
誰でも出来る事ですが、解説は長くなりますので休み休み読んでみてください。
①自販機本体の購入先を探す
自販機ビジネスは本体機が無ければ話になりません。
そのため、自販機本体機を安定的に購入できる業者を探す必要があります。
Googleで「自販機+中古」などと検索すると沢山の業者が出てきますので、その中からご自身の住んでるエリアに近い業者や遠方でも配送手配をしてくれる業者を探しましょう。
もし自力で探し出せないようでしたらこちらまでご連絡ください。当社から整備付き中古自販機をご提案いたします。
②自販機本体の設置業者を探す
次は意外と盲点な、「自販機設置業者」を探します。

設置業者ってなんですか??
という方も多いかもしれませんが、自販機本体は数百キロありますので、自分で設置は出来ません。
更に自販機の店頭を防止するコンクリートブロックなども必要となりますし、在庫機の保管も必要となりますので、基本的には外注の設置業者に設置や保管を依頼する事となります。
具体的に設置業者の例を出すと「三司馬物産株式会社」などのことです。
日本であればどのエリアでも設置業者というのは間違いなくいますので、こちらもGoogleで「自販機+設置+業者」などと検索して見ましょう。
【設置費用目安】
個人が設置の依頼をする場合の設置費用の相場は大体設置料2~3万程度+コンクリート等備品代です。
③飲料類の仕入れ先を探す

これも「本体機」「設置業者」について自販機ビジネスの根本をなすものです。

スーパーとかで買うのかな?
最初の内は仕入れ先を探すのに非常に困ると思いますので、スーパーなどで購入というのも一つの手です。
出来ないことはありませんが、個人がいきなりメーカーとの直契約は難しいのが現状ですので、ここからは取引を始める為の具体的なアプローチ方法をお伝えします。
【飲料の仕入れ先を探す手順】
①メーカーへ取引依頼の連絡を行う
②メーカーが直取引を受けてもらえればそのまま契約を行い、断られた場合はメーカーから問屋の担当者を紹介してもらう
③問屋へ直接取引が出来ないか連絡
④インターネットで仕入れ先を探す、Googleで「飲料+仕入れ」などで検索
⑤地元のスーパーと提携し特売価格を提供してもらうよう交渉
⑥それでも見つからないようでしたら当社へ連絡ください。全国対応可能な格安飲料のご提案を致します。
継続して事業を行うのであればやはり、メーカーか地元の問屋との取引を行う事がベストですが、いきなり連絡をしたとしても大体が何かしら理由を付けて取引を断られます。
新規事業の取引先として一番可能性があるのは、地場の二次問屋、三次問屋、地元のスーパーマーケットあたりが現実的かと思います。
ここの部分については各エリアの状況により大きく変わりますので、メーカーに聞いたりGoogleで色々と情報を取りながら仕入れ取引先を探していきましょう。
【豆知識:一般的な商流】
①メーカー → ②一次問屋(国分、三菱等の大手) → ③二次問屋(地元の中堅問屋、小規模問屋) → ④三次問屋(個人商店、零細問屋など)
*全ての取引がこの流れという訳ではありません。
④飲料の保管場所を確保


家の空いてる部屋でもいいのかな。
本体機の仕入れ先や飲料仕入れ先が見つかり、準備が整った段階で、次は飲料の保管場所を確保しましょう。
最初の内は自宅の部屋の一部を使うレベルで問題ありません。
*数台レベルであれば在庫は数十ケース程度です。
台数が増えてくると夏場など自宅だけでは間に合わなくなってきますので、そうなるまでは余計な費用をかけずに自宅を活用しましょう。
⑤設置先を探す
ここまで終われば後はいよいよ設置を行い、売上を上げていく段階になってきます。
【設置先の探し方の例】
①自宅及び自宅近郊
②知り合いや取引先、友人などで設置先が無いか確認
③ポスティング
④直接営業
⑤ホームページを立ち上げ集客
良い設置先を見つけるというのが、自販機ビジネス成功のカギの一つと言えます。
自販機は設置先で売上に大きな差があり、当たり前ですがいいロケーションに置くことが出来れば、早期に初期投資を回収出来ますが、売れない場所に置いてしまうと回収まで数年かかってしまいます。
まずは管理がしやすい自宅近辺などで探しながら、友人などで設置できる先が無いか確認してみましょう。
その後、直接営業やポスティング、最終的にはホームページを立ち上げて営業労力をゼロにする流れを構築する事が大事です。
【当社の営業スタイル】
現在、私の自販機会社は営業を全く行っていません。
しかし、ホームページを立ち上げSEO対策をしっかりとする事で、狙ったキーワードで常に上位にいる為、営業をかけなくても年間100件超の設置依頼がきます。
最終的にはホームページ等からのネット集客を行い、営業コストを最大限まで削減しましょう。
そうする事で無駄な手間も減り利益の最大化を図る事が出来ます。
⑥契約書を作成


契約書ってどうやって作るんですか?
設置先が見つかったら、設置先のオーナーと契約書の締結を行います。
雛形が欲しい方は、「自販機+契約書」などとGoogleで検索すると出てくるので参考にして作成しましょう。
どのようなものか分からない方はこちらからお問合せ下さい。当社で使用している雛形を無償で差し上げます。
【必ず入れておいた方がいい内容】
①原状回復費用負担無し
アスファルトの上に長期間置くと重みでアスファルト面が凹んできます。癖のあるオーナーだと原状回復を求められる可能性がありますので、必ず入れておきましょう。
②即撤去可能
自販機を設置しても想定通りの売上が見込めない場合があります。このような時に契約期間を2年だけにしておくと、撤去の際ごねられる可能性がありますので、あなたの都合で即撤去が可能という文言を入れておきましょう。
自販機の契約書はそれ程難しい内容は有りませんが、上記の2つは必ず入れておくことをお勧めします。
⑦設置作業
契約書の締結までが完了しましたらいよいよ設置作業です。
事前に契約していた設置業者に設置の依頼を行いましょう。
設置までに「自販機のラインナップ表」と「コラム表」を作成しておき、当日の作業がスムーズにいくように事前準備をしておいた方がいいですね。
【文言補足】
①ラインナップ表
自販機表面の飲料の配置図です。
②コラム表
コラム表というのは自販機の中の投入位置の配置図です。
⑧運営開始

やっとここからチャリンチャリンとお金になるのね・・・。
その通りです。ここからが自販機の醍醐味であるチャリンチャリンタイムです。
設置が完了したらいよいよ運営開始です。
設置後は基本的に次回の補充まで何もする事はありませんので、チャリンと売れるのをウキウキしながら待ちましょう。
⑨補充作業

補充ってどのくらいの頻度でするの?
そのような疑問を持っている方もいると思いますので、まず初回の補充は念の為設置後1週間程度で一度行いましょう。
その後は売上によりますが、余程売れる場所でない限り、夏場で1週間~2週間に1度、冬場で2週間~3週間に1回程度のペースで問題ありません。
【ホット販売を行う場合】
コーヒーやコーンポタージュなど冬期間にホット販売を行う場合は注意が必要です。
ホット品は基本的に加温開始から2週間以内に売り切るというメーカーのルールがあります。
長期間投入すると乳成分が分離したり、お茶の色が濁ったりしてクレームの原因になります。
⑩釣銭回収

基本的には補充のタイミングで都度回収を行います。
自販機の売上締めとオーナーへの報告に必要となりますので、売上本数を必ず控えておきましょう
あまり回収を行わず自販機にお金を置いておくと、万が一盗難などにあった場合被害が大きくなりますので気を付けて下さい。
⑪自販機売上締め

売上の締めっていつやるんですか?
基本的に月末締めで問題ありません。
月末になったら前項で控えていた本数を管理表にまとめましょう。
その際、必ず単品別で管理を行い、単品別の利益や売れ筋を把握し適正在庫に反映する等活用します。
⑫設置先へ売上報告書を送付
月末になった段階で控えていた売上本数表をまとめてオーナーへバックマージンの報告を行います。
売上報告書の送付方法は郵送ではなくメール送付にしましょう。
時間と切手など郵送代の節約になります。
⑬オーナーへバックマージンを支払う

ここでいよいよ最後です。
送付しておいた管理表を元にオーナーへバックマージンを支払いましょう。
そして、オーナーへ支払った差額があなたの利益として残る事になります。
【振り込む際の注意】
①ネット銀行(楽天やSBI銀行)などを活用して振込手数料を節約
②契約段階で振込手数料を引く契約にする。
台数が多くなってくると振込手数料が馬鹿にならない額になってきます。地方銀行などだと1件あたり数百円かかりますが、ネット銀行だと月数回無料回数が付与されている場合があります。
最初の内は塵も積もれば山となる精神でなるべく振込手数料が安い銀行をメインとして使いましょう。
難しいかもしれませんが可能であれば振込手数料を引いて振込するという契約を行うのも一つの手です。
ただバックマージン自体数千円程度ですので、振込手数料がバックマージンに占める割合が多くなることもあり、契約が出来ない場合や撤去に繋がる可能性もあります。
オーナーとの交渉をしながら検討していく事が大事です。
上記銀行は個人で使うとしても非常にオススメできる銀行です。
いまだに地方銀行で紙の通帳などを使っている方は、「利便性」「時間効率」「手数料」などの面から早期に変えた方がいいですよ。
まとめ・自動販売機は行動さえ起こせば誰でも立ち上げ可能。

今回は、自動販売機の具体的な立ち上げ方法について、出来る限り分かりやすく解説してきました。
今回の記事で自動販売機のビジネスについて少しはご理解いただけたでしょうか?
副業を探している中で自販機もその候補の一つと考えている方もいると思います。
自販機ビジネスは決して簡単とは言えませんが、仕組み化を行う事が出来れば、私のように完全な不労所得化とする事が可能です。
本気で副業収入を得たいという方は、13個の手順を一つ一つクリアーする事で、新しい未来に繋がっていきます。
行動の先にしか、成功の未来はありません。
今回の記事が皆様の背中を少しでも押すきっかけになり、副業の手助けになれば幸いです。
【最後に】普通のサラリーマンだった私が数千万分の自販機を購入できた理由
私は現在、北海道で自動販売機運営・コンサルタント会社を運営しております。
沢山の資産を持っていたわけでもない普通の中堅サラリーマンだった私が何故、数千万円規模の自動販売機費用を用意する事ができ、法人設立まで行う事が出来たのか?
理由は簡単で、徹底的に節約をしながら「給与」+「ボーナス」+「自販機事業収益」+「副業」の収入を全て自販機購入費用に全力投入したからです。
そのおかげで現在は自販機業務(営業活動、補充作業、管理業務等)の95%以上を外部に任せており、ありがたいことに自動販売機事業は完全なる不労所得化となっています。
特に自販機購入を加速させてくれたのは「副業」で、非常に事業拡大・資金確保に貢献をしてくれました。
現在ご覧頂いている会社員の方で・・・

給料全然上がんないや・・・簡単に出来る副業ないかな?
お金かけずに稼げる副業知りたいな。
と思っている方も多いと思います。
私も会社員時代は「何か稼げるものはないかな」「会社に縛られず自由に生きたい」と常に考えていました。
そのような方に向けて私が実際に行い、自販機購入の原資となり収入UP・不労所得化に繋がった具体的な副業・投資方法を下記の記事で詳しく解説しています。
私自身が「早く教えて欲しかった!」という事を記事にしていますので、きっとこれらの記事が皆さんの人生にプラスに働いてくれます。
私の経験が皆さんのより良い人生に向けての一歩を踏み出す勇気や、自由な人生の獲得に繋がると嬉しいです。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |