この記事を読む時間:3分程度

・自動販売機ビジネスモデルってどうなってるの?
・自販機ってどうやって運営されてるの?
・その他自販機のリアル情報が欲しい。
本記事では、上記の疑問、要望にお答えしていきます。
大手飲料メーカーに10年以上勤務し、副業から始めて現在自販機会社を経営するまでになった私が、どこよりも分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、「基本的な自販機ビジネスモデルの概要」が深く理解できるようになります。
自動販売機を設置して月数千円~数万円だけでも収入が増えると、様々な固定費がまかなえたり、豪華な食事に毎月いけるなど、人生がかなりラクに楽しくなりますよ。

もし、設置できる場所が売れるロケーションであれば、是非オペレーション会社に依頼して設置を検討しましょう。
自販機事業を副業として検討している方は、当ブログで立ち上げまでを一から十まで解説していますので、その他記事もチェックしてみてください。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |
それでは早速解説していきます。
自動販売機の基本的なビジネスモデル・運営方法とは?

外から見ても同じように見える自動販売機ですが、実は様々な運営方法が存在していて、細分化すると下記の5つに分かれています。
- フルサービス(メーカー直営)
- メーカーから本体機を借りて運営(オペレーション会社)
- メーカーから本体機のみ借りる(レアケース)
- メーカーから本体機を購入する
- 本体機を自前で購入し、独自の商品仕入れで運営
それぞれ詳しく解説します。
①フルサービス(メーカー直営)

フルサービスというのは現在日本で一番設置台数が多い運営方式で、メーカー直営機は殆どこの運営方式を取っています。
簡単に言うと自販機の設置から補充、入替、現金回収、その他管理の全てをメーカーが行うというものですね。
設置先のオーナーは場所さえ提供しておけば、後は売上の一部が入ってくるのを待つだけなので、利益が出る設置場所であれば完全な不労所得となりえます。
しかし、実際には定価販売の自販機で利益が出るほど売れるロケーションというのは非常に少なく、赤字かプラスマイナスゼロのような状況が多いという状況です。
②メーカーから本体機を借りて運営(オペレーション会社)

例えばアサヒの自販機が設置されたとした場合、実はメーカー直営ではなく「オペレーション会社」が運営している場合があります。
オペレーション会社とは何かというと、メーカーから自販機を借り受けて設置を行い、その自販機にメーカーから仕入れた飲料を補充するという自販機運営会社の事です。
大手だと「ネオス」や「ジャパンビバレッジ」などですね。
メーカーからすると自販機運営のコストをかけずに飲料の売上を拡大できるという点でWin-Winの関係性になっています。
細かい内部の構造は違いますが、設置先のオーナーからするとこちらもフルサービスでの運営になりますので、大きな違いはありません。
③メーカーから本体機のみ借りる(レアケース)
①と②が一般的な運営方法ですが、稀にメーカーから本体機のみを借りて、内部の飲料だけは自前で用意するという場合があります。
地元資本の小規模スーパーマーケットなどでこの方式がとられている場合があります。

え?何のメリットがあるの?
そう思った方もいるかもしれませんが、メーカー・設置先共にかなりのメリットがあります。
②の運営方式というのは自販機本体と飲料をメーカーから仕入れます。この場合、メーカーは貸し出す本体機の投資額も考えなければなりませんので、それなりの価格でオペレーション会社へ卸す事になります。
簡単なイメージはこんな感じ・・・
- メーカーからオペレーション会社 ➤ ある商品の仕入れ値 60円 ➤ 売価 100円
- メーカーからスーパーマーケット ➤ ある商品の仕入れ値 40円 ➤ 売価 80円
メーカーから自販機オペレーション会社への卸価格と、スーパーマーケットへの卸価格に差があるという事ですね。
その為、スーパーマーケット側は補充する手間がかかりますが、スーパーマーケット卸価格で安く仕入れる事が出来る為、それを定価か少し安いくらいの価格帯で販売すると利幅がかなり取れるという形になります。

う~ん。でもこれだとメーカーは損じゃないの?
そこに気づいた方は非常に鋭い。
その通りで、自販機本体を貸し出してスーパーマーケット価格で卸してしまうと、メーカーとしても自販機事業としての旨味がないんですね。
しかし、これはあくまでメーカーの戦略で、お店側は自販機を設置する事で自販機にラインナップされているメーカー商品の仕入れを行うことになります。
そうすることで、本来であれば仕入れることが無い商品も、自販機に入っている商品は自動的に店舗で在庫をしなければならず、自ずとお店の定番に採用率の向上に繋がるということなんです。
実際、私自身メーカー勤務の際にこのような手法を使って、店頭+自販機=売上の最大化!という方法を使っていました。
④メーカーから本体機を購入する(レアケース)

最近は基本的に行っていませんが、20年ほど前までは普通に個人商店にメーカーが自販機を販売するということを行っていました。
しかも、そのお値段ウン十万~100万程度と超高額商品!
当時私も月の販売目標が設定されており営業に回ったのを覚えています。

・・・え!? 100万!?
昔は今のようにコンビニなども無く、個人商店がかなりの力(売上)を持っていたので、普通に買う事ができる商店のオーナーもいたんですね。
もちろん現金で変える方ばかりではないので、ローンを組んで高額な自販機を購入し、飲料はメーカーから仕入れて自分で補充、自販機の収益からローンを支払うという個人商店のオーナーさんも多かったです。
最近は数百メートル範囲でコンビニが乱立していますので難しいですが、15~20年ほど前は自販機数台の設置だけで月100万万以上稼ぐオーナーも実際にいて、自販機御殿を建てた個人商店の社長なども存在していました。
今考えると中々凄い時代です・・・。
⑤本体機を自前で購入し、独自の商品仕入れで運営

最後は私自身が行っているバターンです。
具体的な運営法法としては本体機をメーカーや中古業者から、商品はメーカーや問屋、その他独自ルートから仕入れるといった形です。
本体機の購入先:メーカーや中古業者
商品の購入先:メーカー、問屋、その他独自ルート
この方法で運営されている自販機は、本体機を自己所有しているため、中身のラインナップをメーカーに縛られることがありません。
そのため、価格の安い飲料をメインにした格安・激安自販機が多くなっています。
ちなみに、当社の自販機も60円~(たまにスポットで30円)と激安設定になっています。
自販機はサラリーマンの副業として運営可能か?

自販機のビジネスモデルはなんとなく分かったけど、
副業でも出来るのかな・・・。
きっと「自販機」「ビジネスモデル」などと検索した方の中には、副業(不労所得)として自販機運営が出来ないか考えている方もいるのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、もちろん簡単ではない部分もありますが、サラリーマンの方でも比較的取り組みやすい副業の一つと断言できます。
何故断言できるかと言うと、実際私自身も会社に勤めながら副業としてたった1台の自販機から始めたからです。
2017年に最初の1台を購入した後、サラリーマンの給与や副業、投資を行いながら資金を捻出し、1台1台追加購入を行い現在は軽く100台(投資額 数千万円)を超える自販機を保有。法人設立をするまでに至りました。
副業としての自販機ビジネスについては書くと長くなってしまいますので、下記の別記事で詳しく解説しています。
これからなにか副業を始めたい、もしくは始めていて更に収入の柱を増やしたいという方には参考になると思いますので是非ご覧ください。
まとめ

今回は、自動販売機の基本的なビジネスモデルについて、出来る限り分かりやすく解説してきました。
今回の記事で自動販売機のビジネスモデルについて少しはご理解いただけたでしょうか?
自動販売機は身近によく見かけるけど、実はそのビジネスモデルは良く分からないという方も多いと思います。
自動販売機は24時間休まずに日々皆さんに潤いを与えてくれる存在ですが、その裏では製造工場や販売メーカー、配送業者、補充スタッフなど様々な人の関わり合いのもとに成り立っているビジネスです。
そのような様々な方の労力の上に成り立っているという事を頭の片隅に留めて頂けると幸いです。
【最後に】普通のサラリーマンだった私が数千万分の自販機を購入できた理由
私は現在、北海道で自動販売機運営・コンサルタント会社を運営しております。
沢山の資産を持っていたわけでもない普通の中堅サラリーマンだった私が何故、数千万円規模の自動販売機費用を用意する事ができ、法人設立まで行う事が出来たのか?
理由は簡単で、徹底的に節約をしながら「給与」+「ボーナス」+「自販機事業収益」+「副業」の収入を全て自販機購入費用に全力投入したからです。
そのおかげで現在は自販機業務(営業活動、補充作業、管理業務等)の95%以上を外部に任せており、ありがたいことに自動販売機事業は完全なる不労所得化となっています。
特に自販機購入を加速させてくれたのは「副業」で、非常に事業拡大・資金確保に貢献をしてくれました。
現在ご覧頂いている会社員の方で・・・

給料全然上がんないや・・・簡単に出来る副業ないかな?
お金かけずに稼げる副業知りたいな。
と思っている方も多いと思います。
私も会社員時代は「何か稼げるものはないかなー」「会社に縛られず自由に生きたい」と常に考えていました。
そのような方に向けて私が実際に行い、自販機購入の原資となり収入UP・不労所得化に繋がった具体的な副業・投資方法を下記の記事で詳しく解説しています。
私自身が早く教えて欲しかったという事を記事にしていますので、きっとこれらの記事が皆さんの人生にプラスに働いてくれます。
私の経験が皆さんのより良い人生に向けての一歩を踏み出す勇気や、自由な人生の獲得に繋がると嬉しいです。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |