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・自販機経営は儲かるの?
・今から始めても遅くない?
・その他自販機のリアルな情報が知りたい。
本記事では、上記の疑問・要望にお答えしていきます。
大手飲料メーカーに10年以上勤務し、副業から始めて現在自販機会社を経営している私が、どこよりも分かりやすく自販機ビジネスについて解説をしていきます。
この記事を読めば、「自販機経営が成功しやすい理由」「自販機経営のリスク・デメリット」「自販機のリアル実績」「その他自販機情報」などが分かります。
自動販売機を設置して月数千円~数万円だけでも収入が増えると、様々な固定費がまかなえたり、豪華な食事に毎月いけるなど、人生がかなりラクに楽しくなりますよ。

もし、設置できる場所が売れるロケーションであれば、是非オペレーション会社に依頼して設置を検討しましょう。
自販機事業を副業として検討している方は、当ブログで立ち上げまでを一から十まで解説していますので、その他記事もチェックしてみてください。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |
それでは早速解説していきます。
まずは結論。自動販売経営は儲かるのか?成功する理由を解説。


何か副収入が欲しいです・・・。自販機経営って儲かりますか?
まずは結論。しっかりと運営を行えば、絶対ではありませんがかなりの高確率で成功し儲かります。
そう断言できる理由は、私自身がそれほど苦労せず副業で1台から始めて法人設立するまでになったからです。
具体的な理由は以下の通りです。
\自販機経営が高確率で成功する理由/
「現金商売である」
「小売業の中でも屈指の高利益」
「売上がゼロという事がほぼ無い」
「自動で売れる仕組みの為、数台であれば運営が比較的ラク」
「小規模であれば固定費をかけずに運営可能」
「売り場の移動が容易にできる」
「他社への譲渡が容易」
自動販売機は現金商売で資金回収が早く、それ以外にも失敗しにくい理由が多々あります。
それぞれ詳しく解説していきます。
「現金商売である」

自動販売機はご存知の通り現金商売です。
一部のメーカーで電子決済が可能ですが、一般的に中古自販機を購入して運営する場合、そのような機能が付いた自販機は市場に出回っていません。
現金商売というのは在庫~現金化までのサイクルが早く、黒字倒産のリスクが比較的低くなります。
「小売業の中でも屈指の高利益」

自動販売というのはざっくりと1本あたり50%程度が利益になります。
スーパーマーケットなどの小売店は、食品の利益率が大体20%程度と考えると、50%というのは非常に高い事がお分かりいただけるかと思います。
「売上がゼロという事がほぼ無い」
自販機ビジネスの心強い点が「売上ゼロがほぼない」という点です。
例えば、ラーメン屋などの飲食店を開業したとして、認知度が無ければお客さんがゼロという事が容易に想像できます。
しかし、自動販売機というのは日本に深く根付いており、新参者の自販機業者だとしても自販機自体の信用力がある為、初月からある程度の売上が期待できます。
売上がゼロになる確率が低いというのはビジネスを行う上で非常に心強いです。
「自動で売れる仕組みの為、数台であれば運営が比較的ラク」

自販機は補充さえ行えば後は勝手に販売を行ってくれる便利な仕組みです。
数台程度であればサラリーマンの方でも、仕事が終わった後や休日などで補充を行う事は比較的簡単です。
1台当たりの補充時間は売上にもよりますが、20~30分もあれば十分終わります。
2~3台程度であれば比較的管理は楽ですが、10台以上となるとサラリーマンの副業で行うには結構大変な作業量になってきます。
「小規模であれば固定費をかけずに運営可能」
数台程度の小規模自販機運営であれば、在庫保管場所は自宅で十分事足りますし、専用の車を用意しなくても自家用車で十分です。
月々の固定費が発生する事務所や倉庫を借りたり、自動車リースなどもする費用がありません。
自販機の設置場所についても固定料ではなく、利率でバックマージンを支払いますので売上以上の費用が出る事はありえません。
飲食店のようにお客さんが来ず売り上げが無くても、毎月家賃や電気水道光熱費を支払い続けるビジネスは非常にリスクが高いのが分かるかと思います。
「売り場の移動が容易にできる」

ここは売れる!っと考え設置したとしても、必ず売れるとは限りません。
残念ながら、予想に反して全く売り上げが伸びないという事は現実に多々あります。
しかし、自販機は売れなかった場合、1~2万程度の移動費用で設置し直す事が容易に出来ます。
これが何度も例に出している飲食店であれば、一度出店したからと言って直ぐに別の場所に移動するという事は出来ません。
売り場が移動できるメリットというのは、売れなかったリスクを回避しやすいという事です。
「他社への譲渡が容易」
自販機ビジネスを始めたとしても、思ったようにいかなかったり、自分の性に合わないなどが出てくるかもしれません。
しかし、自販機というのは既にかなりの数の業者が存在しておりので、希望価格にもよりますが比較的譲渡が容易です。
世の中に1社しかしていないビジネスであれば、他社に譲渡するのは難しいですが、既に業者が多々いるというのは競合にもなりますが、出口戦略が立てやすいという利点にも繋がります。
更に詳しく自販機ビジネスについて知りたいという方はこちらの記事で立ち上げ方などを解説しています。
\自販機ビジネスの立ち上げ方を解説/
逆に自販機ビジネスのリスク(デメリット)は?

あくまで商売ですのでもちろんリスク(デメリット)もあります。
具体的には下記の通りです。
\想定される自販機経営のリスク・デメリット/
「初期投資が比較的大きい」
「拡大するには資本が必要」
「本体機の劣化」
「扱う商品に賞味期限がある」
「補充作業が必要(不労所得ではない)」
それぞれ解説していきます。
「初期投資が比較的大きい」

自動販売機というのは「本体機」+「商品」が揃って初めて売上が発生します。
その為、本体機を用意しなければならないのですが、スペックにより中古機で大体15~30万程度となります。
最初1台からのスタートだとしても、十万単位の初期費用が掛かりますので、決して少ない費用ではありません。
自販機本体の他に、配送費(数万円)や設置費(数万円)、土台代(1万以下)、商品代(数千円)がかかります。
「拡大するには資本が必要」

資金を捻出して1台から始めたとしても、事業規模を拡大させるには数百万単位の費用が掛かってきます。
実際、20~30代の方でいきなり数百万を用意するというのは中々厳しいものがあると思います。
台数増設以外の売上拡大の方法としては「設置場所を変更」「販売商品を変更」「売価を変更」などありますが、やはり台数増の売上貢献度合いからすると低くなってきます。
私が自販機投資の資金を捻出できた方法の一つに副業が貢献をしてくれました。
サラリーマンの本業だけでは事業拡大は難しいのが現実ですので、その他の収入UP方法を並行して取り入れることをお勧めします。
\実際に取り組んだリスクがほぼ無い副業3選/
*この他にも太陽光や不動産、民泊など多岐に渡り副業を行いましたが、借入(リスク)が発生しますので今回はご紹介していません。
「本体機の劣化」

本体機というのは「大きな冷蔵庫」のようなものなので、使い続けるといずれは故障して使用できなくなります。
その為、事業を継続し続けるには「メンテナンス」や「本体機の交換」などの費用が数年単位で発生します。
メンテナンスなどのレベルで済めばいいのですが、故障や破壊などで使えなくなってしまうと新しい自販機を買い替えなければならず、定期的にある程度の費用を用意しなければなりません。
自販機自体は通常10年以上使用できますので、それほど頻繁に買い替えるという事は実際起こりません。
「扱う商品に賞味期限がある」
自販機で飲料等の賞味期限がある商品を売る場合には、廃棄リスクが伴います。
仕入れた商品を賞味期限内で売り切る事が出来れば発生はしませんが、1~2台の小規模だと滞留する在庫も出てきてしまいます。
多少廃棄が発生する事も考慮しながら利益計算をする必要があります。
「補充作業が必要(不労所得ではない)」

自動販売機は不労所得の代名詞のようになっていますが、販売以外の補充やメンテナンス自体の作業は自ら行う必要があります。
十数台規模になればある程度人を雇っても回す事が出来ますが、数台レベルであれば自分で補充等の作業をやらなければならず、完全な不労所得とはなりません。
補充を行わなければ売上も上がりませんので、不労所得化を目指したいのであれば、立ち上げの段階で外注できる仕組みを検討しながら進める必要があります。
軽く10万円を超えるような自販機でなければ、夏場で1週間に1回、冬場で2週間に1回程度の補充頻度です。
自販機ビジネスを今から始めても遅くない理由を解説。注意点も。


今から始めても遅いのかな・・・。
自販機ビジネスを始めるにはまだまだ遅くないと断言できます。
しかし、今まで通り飲料だけを売っているというやり方で初めるのであれば、難しいと言わざるを得ません。
もしこれから始めたいと考えている方は下記の点に注意して事業プランを練りましょう。
\自販機ビジネスを立ち上げたい方にアドバイスをするなら/
「これから自販機ビジネス(中~大規模)を立ち上げるのは実際難しい」
「飲料以外の商品を売る方法を考えられればチャンス有り」
「小規模でお小遣い稼ぎはまだまだいける」
具体的に解説していきます。
「これから自販機ビジネス(中~大規模)を立ち上げるのは実際難しい」
これから100台以上規模(投資額数千万円)の自販機会社を作るのは現実的には難しいですしオススメしません。
理由は以下の通り。
①キャッシュレス化の波でいずれ現金自販機が衰退するが、中古のキャッシュレス自販機は個人が手に入れられる可能性が低い。
②新紙幣対応にする場合1台当たり数千円~数万円かかる為、台数が多いとかなりの費用が必要となる。
③トータル数百万~数千万円の費用がかかる。(自販機以外への投資を推奨)
キャッシュレス対応自販機はそもそも手に入りにくい事や、現金自販機と比べて決済手段を導入しなければならずコストが非常にかかります。個人で取り組むには難しいのが現状です。
それ以外にも新紙幣の対応費用やトータルの投資資金が大きくなる為、それだけの資金が用意できるのであれば、自販機以外への事業投資(例えば不動産など)も検討する事を推奨します。
「飲料以外の商品を売る方法を考えられればチャンス有り」

自動販売機というのはなにも飲料だけしか売れないわけではありません。
2020年のコロナ禍により、非対面販売が見直され様々な商材が自販機で売られ始めています。
\飲料以外の具体的な事例/
①札幌市の美容院が自販機で「シャンプー」を販売。店舗以外の売上獲得。
②九州では自販機で「焼き芋」を販売。1台あたり数十万の売上をたたき出す。
③東京では自販機で「昆虫食」を販売。珍しさもあって販売好調。
500ml缶程度の筒に入る大きさであれば、基本的に何でも販売する事が可能です。
アイデア次第で日本唯一と謳うことも出来ますので、売り方の工夫でまだまだチャンス有りです。
許可がいるものは勝手に販売できませんので注意が必要です。
「小規模でお小遣い稼ぎはまだまだいける」

大規模自販機ビジネスをこれから立ち上げるのはオススメしませんが、数台レベルを運営し小遣いを稼ぐのはまだまだ有りです。
オススメする理由は前項と重複する部分もありますが「数台であれば運営がかなり楽」「固定費などがかからない(倉庫や専用車両が不要)」「個人事業主になり節税可能(自宅や車両等を経費に出来る)」などです。
現金商売なので一度立ち上げ費用を用意出来れば仕入れなどに追加の費用は掛かりませんし、数台であれば運営の負担はほとんど感じないレベルです。
個人事業主になれば、事業にかかる様々な費用を経費として計上できますので、サラリーマンには出来ない節税が出来るようになります。←ここが特にオススメなポイントです。
小規模な自販機事業を立ち上げたいと考えている方は、立ち上げ方法を解説していますのでこちらの記事も参照ください。
\自販機ビジネスの立ち上げ方解説/
最後に実際に稼働している自販機の売上を公開。リアル利益を検証。

自動販売機というのは置き場所によって、大幅に売上が変動しますので、一概にいくら利益がでます!とは言えません。
しかし、それでは自販機ビジネスのイメージが付かないと思いますので、今回は当社で札幌市内で実際に設置している自販機のリアル実績をお伝えします。
【設置先状況】
設置場所:札幌市白石区
ロケーション:物流施設、オフィスエリア
時期:2020年8月
|運営した場合の収益構造 |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
①自販機売上 | 54,190円 | 本数:600本程度 |
②仕入れ | 27,095円 | 50%と仮定 |
③バックマージン | 5,419円 | 売上に対し10% |
④電気代 | 0円 | オーナー負担 |
⑤収支 | 21,676円 | 1か月あたり |
このロケーションは白石区にある物流施設や会社が密集しているエリアになります。
5万円程度の売上があれば2万円程度が手元に残りますので、週1回程度(30分程度)の作業料と考えると良い金額ではないでしょうか?
この実績は夏場(8月)の売上で、冬場は1/3程度まで落ちこみますので売上を試算する場合は注意が必要です。
人生を変えるほどではありませんが、月数千円を稼いでくれるとなると、個人の方であれば携帯代や自宅の光熱費などをまかなえるほどの金額です。そう考えると結構大きいですね。
【余談】自販機はサラリーマンの副業として運営可能か?

自販機ってサラリーマンの副業でも出来るのかな・・・。
きっと副業に興味がある方の中には、副業(不労所得)として自販機運営が出来ないか考えている方もいるのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、もちろん簡単ではない部分もありますが、サラリーマンの方でも比較的取り組みやすい副業の一つと断言できます。
何故断言できるかと言うと、実際私自身も会社に勤めながら副業としてたった1台の自販機から始めたからです。
2017年に最初の1台を購入した後、サラリーマンの給与や副業、投資を行いながら資金を捻出し、1台1台追加購入を行い現在は軽く100台(投資額 数千万円)を超える自販機を保有。
法人設立をするまでに至りました。
副業としての自販機ビジネスについては書くと長くなってしまいますので、下記の別記事で詳しく解説しています。
これから「なにか副業を始めたい」「自販機の副業に興味がある」「もしくは始めていて更に収入の柱を増やしたい」という方には参考になると思いますので是非ご覧ください。
まとめ・自販機ビジネスはやり方によってはまだまだチャンス有り。

今回は、初心者の方にも分かりやすいように「自動販売機経営」について解説してきました。
今回の記事で、自動販売機について少しはご理解いただけたでしょうか?
自動販売機経営はまだまだチャンスもありますが、昔のやり方をそのままやっても難しくなっているのが現実です。
ですが、個人でも参入余地が残されているビジネスでもありますので、事業プランをしっかりと練って収入拡大を図りましょう。
人生を豊かにするためには行動を起こすしかありません。
今回の記事が、皆さんの背中を押すきっかけになれば幸いです。
【最後に】普通のサラリーマンだった私が数千万分の自販機を購入できた理由
私は現在、北海道で自動販売機運営・コンサルタント会社を運営しております。
沢山の資産を持っていたわけでもない普通の中堅サラリーマンだった私が何故、数千万円規模の自動販売機費用を用意する事ができ、法人設立まで行う事が出来たのか?
理由は簡単で、徹底的に節約をしながら「給与」+「ボーナス」+「自販機事業収益」+「副業」+「投資」の収入を全て自販機購入費用に全力投入したからです。
特に自販機購入を加速させてくれたのは「副業」で、非常に事業拡大・資金確保に貢献をしてくれました。
現在ご覧頂いている会社員の方で・・・

給料全然上がんないや・・・簡単に出来る副業ないかな?
お金かけずに稼げる副業知りたいな。
と思っている方も多いと思います。
私も会社員時代は「何か稼げるものはないかなー」「会社に縛られず自由に生きたい」と常に考えていました。
そのような方に向けて私が実際に行い、自販機購入の原資となり収入UP・不労所得化に繋がった具体的な副業・投資方法を全て無料で詳しく解説しています。
私自身が「早く教えて欲しかった・・・」という事を記事にしていますので、きっとこれらの記事が皆さんの人生にプラスに働いてくれます。
私の経験が皆さんのより良い人生に向けての一歩を踏み出す勇気や、自由な人生の獲得に繋がると嬉しいです。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |