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・自動販売機ビジネスの仕組みってどうなってるの?
・副業で自販機運営をしてみたいけど、収益構造ってどうなってるの?
・その他リアルな情報が知りたい。
本記事では、上記の疑問・要望にお答えしていきます。
大手飲料メーカーに10年以上勤務し、副業から始めて現在自販機会社を経営している私が、どこよりも分かりやすく自販機ビジネスについて解説をしていきます。
この記事を読めば、「自販機ビジネスの概要」「自販機ビジネスの立ち上げ方」「その他自販機情報」などが分かります。
自動販売機を設置して月数千円~数万円だけでも収入が増えると、様々な固定費がまかなえたり、豪華な食事に毎月いけるなど、人生がかなりラクに楽しくなりますよ。

もし、設置できる場所が売れるロケーションであれば、是非オペレーション会社に依頼して設置を検討しましょう。
自販機事業を副業として検討している方は、当ブログで立ち上げまでを一から十まで解説していますので、その他記事もチェックしてみてください。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |
それでは早速解説していきます。
まずは全体像を把握。自販機ビジネスの仕組みをざっと解説。


(自販機運営をしたいなと思ってる人)
自販機ビジネスの仕組みってどうなってるんだろう?
この章では、自販機ビジネスの仕組みが大枠で理解できるように、全体像を解説します。
外から見ても同じように見える自動販売機ですが、実は様々な運営方法が存在していて、細分化すると下記の5つに分かれています。
\自動販売機の5つの運営方法/
- フルサービス(メーカー直営)
- メーカーから本体機を借りて運営(フルサービス・オペレーション会社)
- メーカーから本体機のみ借りる(レアケース)
- メーカーから本体機を購入する(比較的レアケース)
- 本体機(新品・中古)を自前で購入し、独自の商品仕入れで運営(一番儲かります)
この中で最も多いのが「フルサービス」という形態です。実際街中で見る自販機は殆どがこの運営方法になっています。
フルサービスというのは、設置先は土地と電気代さえ負担すればメーカーやオペレーション会社に全て作業を代行してくれますので、売れる場所であれば完全な不労所得となります。
5つの運営方式について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
| 運営方法を細かく解説 |
目的別にどの運営方法が良いか解説。

運営方法は分かったけど、どの運営方法で進めたらいいのかな。
自販機ビジネスでは目的によって、それぞれ適した運営方法というものがあります。
この章では、運営方法別に適した目的について解説します。
\自動販売機の5つの運営方法/
- フルサービス(メーカー直営)
- メーカーから本体機を借りて運営(フルサービス・オペレーション会社)
- メーカーから本体機のみ借りる(レアケース)
- メーカーから本体機を購入する(レアケース)
- 本体機(新品・中古)を自前で購入し、独自の商品仕入れで運営(一番儲かります)
完全な不労所得を目指す方は「1or2.フルサービス」一択。

完全な不労所得を目指すのであれば「フルサービス」一択です。
1と2は運営会社(メーカーかオペレーション会社)が違いますが、どちらもフルサービスです。
土地と電気代負担さえできれば、設置後の補充から現金回収、購入者対応、故障、盗難など全て対応してくれますので、設置先のオーナーは何もする事はありません。
完全な不労所得と目指すのであれば、フルサービス形態を選びましょう。
実店舗を運営しているなら「3.メーカーから本体機のみ借りる」を検討してみましょう。

飲食店や何かしらの実店舗を運営している方は「自販機貸与」も検討の余地ありです。
「3.メーカーから本体機のみ借りる」は現状中々レアケースですが、可能性としてゼロではありません。
実際に数年前に私がコンサルして中古自販機を購入し、自販機事業を立ち上げられた方は、実店舗をもっていました。
自前の中古自販機ビジネスと並行してサントリーと伊藤園から自販機貸与を受けて、メーカー機については本体機の初期投資ゼロで運営が出来ています。
しかし、メーカーから自販機貸与を受けると、割高なメーカー商品を仕入れなければなりませんので、利益率は自前で運営するよりも低くなります。
残念ながら「4.メーカーから本体機を購入する」は15~20年くらい前までは有りましたが、今はメーカーが販売するというのは行っていません。
一番儲かるのは間違いなく「5.自販機を購入して自前で運営」です。

間違いなく自販機ビジネスで一番儲かるのは「自分が運営する立場になる」です。
通常フルサービスの場合のバックマージンは10~20%程度(電気代負担有・赤字の場合有)となりますが、中古自販機を購入し、自分で運営していくと平均的な利益率は50%を超える場合(電気代負担無・基本的に赤字無)もあります。
そして、運営側は設置先の電気代を負担する必要がありませんので、人を雇わず自分で補充する場合はバックマージンを除いた利益が確実に手元に残る事になります。
「フルサービス」と「自前で運営する」| 利益構造の大きな違いとは?

結論から言うと、それぞれの利益率は「フルサービスは10~20%程度、自前運営は40~50%程度」が平均値になります。
単純に手元に残る利益率ではありませんので、詳しく解説していきます。
フルサービスで設置した場合の利益構造は?
フルサービスは設置の費用や手間がかからない完全な不労所得である一方、電気代を超えるバックマージンが無いと赤字になる可能性があります。
例えば、5万円程度の売上で20%のバックマージンだとした場合。
\利益が出る場合の収益構造は以下の通りです/
項目 | 金額 | 計算式 | 備考 |
---|---|---|---|
①自販機売上 | 50,000円 | 本数×1本あたりの売価 | |
②バックマージン | 10,000円 | ①×20% | 20%想定 |
③電気代 | 3,000円 | 平均値 | |
④収支 | 7,000円 | ②ー③ | 利益率:14% |
*右にスクロール出来ます。
しかし、残念ながら1万円程度しか売れないとなると「電気代の下敷き(赤字)」になってしまいます。
\赤字の場合のイメージはこんな感じです/
項目 | 金額 | 計算式 | 備考 |
---|---|---|---|
①自販機売上 | 10,000円 | 本数×1本あたりの売価 | |
②バックマージン | 2,000円 | ①×20% | 20%想定 |
③電気代 | 3,000円 | 平均値 | |
④収支 | ▲1,000円 | ②ー③ | 利益率:▲10% |
*右にスクロール出来ます。
私自身10年以上も飲料メーカーに勤めており、現状をリアルに見てきましたが、実は日本に設置してある路面自販機(定価)は結構な割合でオーナーは赤字です。
十数年前はコンビニもそれほどありませんでしたが、最近は数百メートル間隔で出店されており、定価自販機の売上は右肩下がりになっています。
設置を検討する際は、希望する場所が「しっかりと売上が見込めるか?」「依頼する会社の自販機は競争力はあるか?」など一つのビジネスとして考える必要があります。
自前で運営した場合の利益構造は?
自前で運営する場合はフルサービスと違い補充等の作業が発生しますが、その分恩恵を受ける事が出来ます。
例えば、フルサービスと同じパターンで5万円程度の売上で20%のバックマージンだとした場合。
\5万円の場合の収益構造は以下の通りです/
項目 | 金額 | 計算式 | 備考 |
---|---|---|---|
①自販機売上 | 50,000円 | 本数×1本あたりの売価 | |
②バックマージン | 10,000円 | ①×20% | 20%想定 |
③仕入れ額 | 25,000円 | ①×50% | 売上の50%想定 |
④収支 | +15,000円 | ①-②ー③ | 利益率:30% |
*右にスクロール出来ます。
そして、重要なのはオーナーが赤字の場合、運営側の利益構造はどうなるか?
\オーナーが赤字の場合のイメージ/
項目 | 金額 | 計算式 | 備考 |
---|---|---|---|
①自販機売上 | 10,000円 | 本数×1本あたりの売価 | |
②バックマージン | 2,000円 | ①×20% | 20%想定 |
③仕入れ額 | 5,000円 | ①×50% | 売上の50%想定 |
④収支 | +3,000円 | ①-②ー③ | 利益率:30% |
*右にスクロール出来ます。
これを見て頂くと分かりますが、オーナーは電気代が固定ですが、運営側はバックマージンが変動する為、売上額が減ったとしても利益率30%は変わらない構造になっています。
もちろん、中古自販機を購入した場合は初期投資がかかっていますので、売上が低いと回収までに時間がかかるというリスクがあります。
しかし、現金商売で尚且つ原価や経費が変動の為、毎月赤字で資金が流出するといったことはないという事です。
\事業・副業としての自販機ビジネスの立ち上げ方を解説/
北海道札幌市中央区で設置している当社自販機のリアル実績から収益を計算

自動販売機というのは置き場所によって、大幅に売上が変動しますので、一概にいくら儲かります!とは言えません。
しかし、それでは自販機ビジネスのイメージが付かないと思いますので、今回は当社で札幌市内で実際に設置している自販機のリアル実績をお伝えします。
【設置先状況】
設置場所:札幌市中央区
ロケーション:マンション群、数十人規模の会社事務所が複数有り
時期:2020年8月
| 設置オーナー側の収益構造 |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
、①自販機売上 | 87,110円 | 本数:1,200本程度 |
②バックマージン | 10,453円 | 売上に対し12% |
③電気代 | 2,500円 | ヒートポンプ機 |
④収支 | 7,953円 | 1か月あたり |
このロケーションは周りがマンション群で、いくつか会社の事務所もあります。
セブンイレブンが徒歩圏内にありますが価格が安い自販機の為、住民や近隣の会社員の方が昼用や休憩時に自販機を利用してくれています。
人生を変えるほどではありませんが、月数千円を稼いでくれるとなると、個人の方であれば携帯代や自宅の光熱費などをまかなえるほどの金額です。そう考えると結構大きいですね。
| 運営側の収益構造 |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
、①自販機売上 | 87,110円 | 本数:1,200本程度 |
②バックマージン | 10,453円 | 売上に対し12% |
③仕入れ額 | 43,555円 | 売上に対して50%想定 |
④収支 | 33,102円 | 1か月あたり |
仕入れ額等は単純に50%でかけていますので、正確な数字ではありませんが、イメージとしてはこのような収益構造となります。
売れる場所であれば1台あたり月数万円を安定的に稼いでくれます。サラリーマンの方であれば複数台所有するだけで、本業の収入を超える事は比較的簡単に出来ます。
【余談】自販機はサラリーマンの副業として運営可能か?

自販機ってサラリーマンの副業でも出来るのかな・・・。
きっと副業に興味がある方の中には、副業(不労所得)として自販機運営が出来ないか考えている方もいるのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、もちろん簡単ではない部分もありますが、サラリーマンの方でも比較的取り組みやすい副業の一つと断言できます。
何故断言できるかと言うと、実際私自身も会社に勤めながら副業としてたった1台の自販機から始めたからです。
2017年に最初の1台を購入した後、サラリーマンの給与や副業、投資を行いながら資金を捻出し、1台1台追加購入を行い現在は軽く100台(投資額 数千万円)を超える自販機を保有。
法人設立をするまでに至りました。
副業としての自販機ビジネスについては書くと長くなってしまいますので、下記の別記事で詳しく解説しています。
これから「なにか副業を始めたい」「自販機の副業に興味がある」「もしくは始めていて更に収入の柱を増やしたい」という方には参考になると思いますので是非ご覧ください。
まとめ・自販機ビジネスのポテンシャルは意外と高い。

今回は、初心者の方にも分かりやすいように「自動販売機ビジネスの仕組み~収益構造」ついて解説してきました。
今回の記事で、自動販売機について少しはご理解いただけたでしょうか?
自動販売機の設置自体はリスクはほぼありませんし、売れるロケーションであれば「完全な不労所得」となります。
自販機を設置して不労所得を得たり、事業化をして月数万円の収入増になれば、人生が少しラクになります。
人生を豊かにするためには行動を起こすしかありません。
今回の記事が、皆さんの背中を押すきっかけになれば幸いです。
【最後に】普通のサラリーマンだった私が数千万分の自販機を購入できた理由
私は現在、北海道で自動販売機運営・コンサルタント会社を運営しております。
沢山の資産を持っていたわけでもない普通の中堅サラリーマンだった私が何故、数千万円規模の自動販売機費用を用意する事ができ、法人設立まで行う事が出来たのか?
理由は簡単で、徹底的に節約をしながら「給与」+「ボーナス」+「自販機事業収益」+「副業」+「投資」の収入を全て自販機購入費用に全力投入したからです。
特に自販機購入を加速させてくれたのは「副業」で、非常に事業拡大・資金確保に貢献をしてくれました。
現在ご覧頂いている会社員の方で・・・

給料全然上がんないや・・・簡単に出来る副業ないかな?
お金かけずに稼げる副業知りたいな。
と思っている方も多いと思います。
私も会社員時代は「何か稼げるものはないかなー」「会社に縛られず自由に生きたい」と常に考えていました。
そのような方に向けて私が実際に行い、自販機購入の原資となり収入UP・不労所得化に繋がった具体的な副業・投資方法を全て無料で詳しく解説しています。
私自身が「早く教えて欲しかった・・・」という事を記事にしていますので、きっとこれらの記事が皆さんの人生にプラスに働いてくれます。
私の経験が皆さんのより良い人生に向けての一歩を踏み出す勇気や、自由な人生の獲得に繋がると嬉しいです。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |