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・家の近くに自販機が2台あるけど同じ商品でも売価が違うのは何故ですか?
・安い方の自販機はなんか怪しい商品売ってるんですか?
・その他自販機の情報教えてください。
本記事では、上記の疑問・要望にお答えしていきます。
大手飲料メーカーに10年以上勤務し、副業から始めて現在自販機会社を経営している私が、どこよりも分かりやすく自販機ビジネスについて解説をしていきます。
この記事を読めば、「自販機毎に売価が違う理由」「自販機のビジネス構造」「その他自販機情報」などが分かります。
自動販売機を設置して月数千円~数万円だけでも収入が増えると、様々な固定費がまかなえたり、豪華な食事に毎月いけるなど、人生がかなりラクに楽しくなりますよ。

もし、設置できる場所が売れるロケーションであれば、是非オペレーション会社に依頼して設置を検討しましょう。
自販機事業を副業として検討している方は、当ブログで立ち上げまでを一から十まで解説していますので、その他記事もチェックしてみてください。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |
それでは早速解説していきます。
まずは結論。自販機によって売価が違う理由とは?


同じ商品でも自販機によって売価が違うのはなんでですか?
まずは結論。自販機ごとに売価が違う理由は「運営会社の方針」「運営会社が違う」「オーナーの意向」などです。
自販機というのは表面上同じように見えても運営会社が違うなど、色々と中身の構造が違ったりします。
\とりあえず結論まとめ/
自販機は見た目は同じに見えるが、中身は色々と違う。
例えば北海道で言うとコカコーラであれば、99%が関連会社の運営ですが、他のメーカーや複合機と言われる自販機は運営会社がバラバラだったりします。

良く分からないのでもうちょっと詳しく教えてください。
ここからはそれぞれの項目を解説していきます。
\売価が違う理由4選/
「運営会社の方針」「運営会社が違う」「オーナーの意向」「仕入れ力の違い」
「運営会社の方針・運営会社が違う」

自販機は外から見ると同じように見えますが、実は運営会社が違うという事があります。
例えば、見た目はサントリーの自販機でも、実際に運営しているのは「メーカー運営」や「オペレーション会社の運営自販機」「独立系の運営自販機」と、実は運営している会社が違うという事があります。
そうなると、見た目は同じですが、運営会社によって利益目標や契約内容、方針が変わってきますので、その差が実際の売価の差に反映してくるという事です。
例えば、スーパーマーケットも運営会社によって同じ商品でも売価が違います。自販機も同じで運営会社によって方針や利益額目標も違う為、売価が安かったり高かったりするという訳です。
\運営会社比較/
項目 | 詳細 | 備考 |
---|---|---|
メーカー | コカコーラ、サントリーなど | |
オペレーション会社 | ジャパンビバレッジ、ネオスなど | 大手メーカーの傘下や関連会社 |
独立系 | 八洋や小規模運営者など |
サントリーなどのロゴが入ったメーカー機は大体定価販売しているところが多いですが、複合機と言われる様々なメーカーの商品が入っている自販機は、メーカー機よりも価格が安い傾向になります。
\メーカー機より複合機の方が安い傾向の理由/
メーカー機(コカコーラなどロゴ入り)の場合は、メーカーが売価を決めており、オペレーション会社が勝手に売価変更できない契約になっている事があります。
しかし、ロゴが入っていない複合機(主に白い無地の自販機)であればオペレーション会社に裁量権があり、売価が安くなっていることがあります。
自販機設置についての解説記事はこちら。
\自販機設置について詳しく知りたい方は/
「オーナーの意向による売価変更」

運営会社の違いにより売価差が発生する事が多いですが、設置先オーナーの意向により売価が下がる事も多々あります。

ん?どういう事??
具体的に解説します。
下記の表は自販機の収益構造を表にしたものです。
\想定売上50,000円の場合(オーナー側)/
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
①売上 | 50,000円 | |
②仕入れ | 0円 | メーカー負担の為無し |
③電気代 | 3,000円 | |
④手数料 | 10,000円 | 売上の20%と仮定 |
⑤収支 | 7,000円 | ④-③ |
上記表の「④手数料」の備考欄に20%と記載していますが、定価自販機の平均的な手数料である20~30%を元に試算しています。
\手数料についてはこちらで詳しく解説/
何故オーナーの意向で売価が変動するかというと、基本的には売価を下げるという事は同時にオーナーへの支払い手数料率も連動して下げる事になります。
例えば、売価を10円下げるとなると、その分メーカーの収益も下がりますから、その低下分を補うためにオーナーへの手数料率も下げるんですね。
オーナーとしては手数料率が下がる事は良い事ではありませんが、売価を下げる事で自販機というのは数倍売れたりしますので、薄利多売が通用するロケーションであれば売価を下げてもトータルで収益UPに繋がる場合があります。
売価の定価と手数料率は基本連動する。ただし、独立系オペレーション会社などでは低売価でも高い手数料を提示してくれる場合がある為、設置の際は複数社への相見積もりを取りましょう。
\手数料商談のコツを解説/
「オペレーション会社によって仕入れ力に大きな差がある」

売価差が発生する一番の要因はこの「仕入れ力の違い」です。
自販機というのは見た目は同じでも、運営会社が違う事があると解説してきました。
そして、その運営会社によっても会社規模や仕入れ規模、メーカーや問屋との関係性の強弱などバラバラなんですね。
つまり、同じサントリーの自販機を運営していても、Aという会社は物凄い飲料を仕入れるが、Bという会社はそれほど仕入れないとなると、サントリーからの飲料価格に差が出てくるという事です。

良く分からないので図で解説お願いします・・・。
例えば優位に取引が出来ているA社の場合は下記の通り。
\想定売上50,000円の場合(A社の場合)/
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
①売上 | 50,000円 | |
②仕入れ | 25,000円 | 50%想定 |
③電気代 | 0円 | オーナー負担 |
④手数料 | 10,000円 | 売上の20%と仮定 |
⑤収支 | 15,000円 | ④-③ |
次はあまり取引関係が強くないB社の場合。
\想定売上50,000円の場合B社の場合)/
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
①売上 | 50,000円 | |
②仕入れ | 30,000円 | 60%想定 |
③電気代 | 0円 | オーナー負担 |
④手数料 | 10,000円 | 売上の20%と仮定 |
⑤収支 | 10,000円 | ④-③ |
これはあくまでイメージですが、実際にメーカーや問屋は全ての取引先に同じ価格で提示しているわけではありません。
当たり前ですが、大量に購入してくれる大口の取引先には良い条件を提示しますし、月数十ケース程度しか買わない取引先にはそれなりの価格で提示するといった具合です。
外から見たら同じに見える自販機でも、実際は運営者によって商品の利益率は大きく違う
つまり、メーカーや問屋と取引関係が強い運営会社であれば、値段を下げても適正な利益を確保できるため、値下げをして販売量を上げるという施策が行えるという事です。
\ワンポイント雑学/
国内のトップ自販機業者だと、1回の仕入れで数千ケース単位で仕入れを行うなどして、メーカーから良い条件を引き出すなどしています。
【余談】自販機はサラリーマンの副業として運営可能か?

自販機ってサラリーマンの副業でも出来るのかな・・・。
きっと副業に興味がある方の中には、副業(不労所得)として自販機運営が出来ないか考えている方もいるのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、もちろん簡単ではない部分もありますが、サラリーマンの方でも比較的取り組みやすい副業の一つと断言できます。
何故断言できるかと言うと、実際私自身も会社に勤めながら副業としてたった1台の自販機から始めたからです。
2017年に最初の1台を購入した後、サラリーマンの給与や副業、投資を行いながら資金を捻出し、1台1台追加購入を行い現在は軽く100台(投資額 数千万円)を超える自販機を保有。
法人設立をするまでに至りました。
副業としての自販機ビジネスについては書くと長くなってしまいますので、下記の別記事で詳しく解説しています。
これから「なにか副業を始めたい」「自販機の副業に興味がある」「もしくは始めていて更に収入の柱を増やしたい」という方には参考になると思いますので是非ご覧ください。
まとめ・自販機の売価が違う理由は様々な要因が複雑に絡み合っている。

今回は、初心者の方にも分かりやすいように「自販機の売価が違う理由」について解説してきました。
今回の記事で自販機について少しはご理解いただけたでしょうか?
自販機というのは外から見ると同じように見えますが、実は中の運営者や利益構造に大きな違いがあります。
その差が実際の自販機売価の差に繋がってきているんですね。
その他、自販機運営についての記事はこのブログで様々解説していますので是非ご覧ください。
\今回の記事のキーワード/
「自販機は同じように見えるが、実は奥が深いビジネス」
人生を豊かにするためには行動を起こすしかありません。
今回の記事が、皆さんの背中を押すきっかけになれば幸いです。
【最後に】普通のサラリーマンだった私が数千万分の自販機を購入できた理由
私は現在、北海道で自動販売機運営・コンサルタント会社を運営しております。
沢山の資産を持っていたわけでもない普通の中堅サラリーマンだった私が何故、数千万円規模の自動販売機費用を用意する事ができ、法人設立まで行う事が出来たのか?
理由は簡単で、徹底的に節約をしながら「給与」+「ボーナス」+「自販機事業収益」+「副業」+「投資」の収入を全て自販機購入費用に全力投入したからです。
特に自販機購入を加速させてくれたのは「副業」で、非常に事業拡大・資金確保に貢献をしてくれました。
現在ご覧頂いている会社員の方で・・・

給料全然上がんないや・・・簡単に出来る副業ないかな?
お金かけずに稼げる副業知りたいな。
と思っている方も多いと思います。
私も会社員時代は「何か稼げるものはないかなー」「会社に縛られず自由に生きたい」と常に考えていました。
そのような方に向けて私が実際に行い、自販機購入の原資となり収入UP・不労所得化に繋がった具体的な副業・投資方法を全て無料で詳しく解説しています。
私自身が「早く教えて欲しかった・・・」という事を記事にしていますので、きっとこれらの記事が皆さんの人生にプラスに働いてくれます。
私の経験が皆さんのより良い人生に向けての一歩を踏み出す勇気や、自由な人生の獲得に繋がると嬉しいです。
【副業情報】自販機以外の誰でも出来る副業・投資についてはこちらをどうぞ
|「公務員法」「義務違反防止ハンドブック」にも引っ掛かりませんので、公務員の方も安心して取り組める副業です |